アロマキャンドルの“ちょうどいい香り”は誰が決めた?|香料6%というルールの正体

ソイキャンドルと遮光瓶のフレグランスオイルが並ぶ画像。背景には本とユーカリの葉があり、「香料の配合量は6%ルールなのか?

こだままゆみです。


突然ですが、あなたは
アロマキャンドルを作るときに
香料をどれくらいの配分量を入れますか?

おそらく全体のワックスの量に対して
6%分を入れると習った人が多いと思います。

では、なぜ、
6%なのか?と考えたことはありますか?

今回の記事では、
なぜ、6%なのか?を答えのない答えを
探っていきます。

なぜ、6%なのか?
6%という数字はどこから出てきたのか?

こうして「問い」という思想の種を育てていくと
あなたのキャンドル作りにもっと深みが増しますよ。

アロマキャンドル香料6%

キャンドルスクールでのテキストや
キャンドルショップのフレグランスオイル商品詳細ページに
よく目にする数字があります。

「香料の推奨配合量:6%」

まるで、それが“正解”かのように
多くのレシピやハウツーサイトに
記載されています。

あなたは、
実際に香料6%の配合量で作ったことはありますか?

もし、作ったことがあるあなたへ。

香料6%の配合量で作ったアロマキャンドルは
どうでしたか?

・香りが強すぎた
・思ったより薄いかも?
・ちょうどいいと思った

さまざまな、感想を持ったと思います。

ちなみにわたしの場合は
6%という配合量は香りが強すぎて
頭痛が起きてしまいました。

わたしにとっては、
6%は化学テロでした。

人によって香りの適性濃度は違う

わたしの場合は、
ほんのり香るくらいが好きなので
100gのソイワックスに対して
5、6滴のフレグランスオイルを垂らすだけで
もう十分なのです。

灯しているときに、部屋の空気の流れによって
一瞬だけ強く香るあの瞬間が好きなのですよね〜。

あ、香った!!

というこの瞬間ですよ。

わかる人がいたら嬉しいです。


香りの濃度は、
強かったらいい、弱かったら好ましくない
といった判断は、
作る人使う人の主観的な感想です。


いつからか、
キャンドルが発する“香り”そのものよりも、
「香りに対してどう向き合うか」という姿勢も
持とうと意識が変わりました。

香料6%の数字はどこからきたのか?

化学的な観点から言うと
ソイワックスの分子とフレグランスオイルの分子が
よく混ざり合うのが6%から10%と言われています。

一般的に
香りも強すぎず、弱すぎず
燃焼にも影響しにくい
という点からきっとバランスの取れた比率なのかもしれません。

誰かが決めた”最適解”の数字。

それは、
効率的で失敗が少なく
多くの人にとって便利な指標です。


でも、
そこに思想があるか?と問われれば
少し違うかもしれません。

香料6%というルールは
・安心のための数字
・責任を取らないための数字
・考えることを省くための数字
にもなり得ます。

あなたにとっての最適解を

だから私は
こう問いかけてみたいのです。

「あなたにとっての“ちょうどいい香り”とは、なんですか?」

香りの感じ方は
人によって違います。

体調、気分、季節、時間帯。

あるいは、
その人の生い立ちや記憶などの
バックグランドにすら関係してくる。

それほどに繊細で、個人的で、
そして、変化しつづけるものなのに。

なぜ私たちは、
「配合量6%」を唯一の正解かのように
捉えてしまうのでしょうか?

思想で生きるというのは、
こうして日常のささやかな“当たり前”に
ふと立ち止まり

自分の感性で問い直してみることだと思うのです。

たとえそれが、
香料の配合量という小さな話であったとしても。

“正解”より、“深さ”を
“マニュアル”より、“あなたの感覚”を。

香料6%というルールのその先の
あなた自身の感性が、息づくようになると
あなたの作品に深みがまします。

これが、「思想の種」を持つことの始まりです。

もし、あなたが「この問いの感覚」に
少しでも心を動かされたのなら。

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この記事を書いた人

「キャンドルを通して、自然体に還る」を理念に掲げて教室を運営中。
思想を哲学する人です。
キャンドル歴14年目

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