香りに“消費期限”はある?|フレグランスオイルのリミットを考える

断捨離できずに溜まったフレグランスオイルの瓶が木箱にぎっしりと並んでいる。背景にはキャンドルの灯りも見える。

こだままゆみです。


今日は少し変わったテーマで
お届けします。

フレグランスオイルの捨てどき
あなたは、どうしていますか?



アロマキャンドルづくりに欠かせない
フレグランスオイル。

でも意外と知られていないのが、
その使用期限は“製造から約2年”とされていることです。

メーカーによって期限の違いはありますが
大体2年といわれています。

フレグランスオイルは、
名前にオイルと使われているように油です。

油は、時間の経過とともに
酸化していきます。

なので、
2年以内に使い切るというのは
理想的な使い方です。

では、
2年過ぎたら即アウトか?
というとそういうわけでもありません。

たとえば私の手元には、
10年以上前に購入したフレグランスオイルが
まだ残っています。

香りがしっかり残っているものもあれば、
「あれ? こんなに薄かったっけ?」と
思うものもあります。

大事なのは
“酸化した=使えない”ではない、
ということ。

むしろ、
変化そのものが新しい気づきや問いを
生んでくれます。

このテーマについて、動画でもお話ししています。
お時間がある方は、こちらもどうぞ▼
▶ YouTubeフレグランスオイル、いつ断捨離がベスト?!

香りと、時間と、問い

わたしの場合は
「どこまで香りが残るのか?」
を検証するために
あえて古いフレグランスオイルも
保管しています。

香りがどう変化するのかを観察することも
私にとっては実は、ひとつの楽しみです。

中には
フレグランスオイルの揮発性が影響して
溶けてしまった遮光瓶のフタも
いまだ保管していますw

白いキャップの付いた遮光瓶と、内蓋のみの遮光瓶が並べられている。フレグランスオイルを保存するための茶色のガラス瓶。



フレグランスオイルは、
プラスチックも溶かしてしまう
ものなのです。

フレグランスオイルによって溶けてしまったプラスチック製の小さなカップ。左側のカップはROSEと記載され、底部が変形している。


そんな姿さえも
「時間の痕跡」として
記念に残していたりします。

タオルの捨てどきに迷うように、
香りにも“終わり”の判断は人それぞれ。

2年という目安はあるけれど、
“今の自分にとってどう感じるか”
という問いこそが
大事なのではないかと思うのです。

思想的な視点で香りと向き合う

「期限が切れた=処分」ではなく、
「今の自分だったら、この香りとどう付き合う?」

そんな風に問いを持てると、
手元にある香りが
たとえどんなに古くなってしまっても
愛着が余計に湧いてしまうことがあります。

誰かのマニュアルや教本ではなく、
自分の感覚で“今”を判断していく

それもまた、
キャンドル作りが教えてくれる
自然体への還り方の一つなのです。

おわりに

こうやって
フレグランスオイルの消費期限について
話す機会がなかなかないので
今回、取り上げてみました。

消費期限過ぎてしまったから
もう使えないよね。
さようなら。。。

の前に

“捨てない選択”や
“問いとともにある暮らし”を大切にしたい。

そんな思いを込めて、
今日の記事をお届けしました。

キャンドルと香りから生まれる
小さな哲学
これからも発信していきますので
どうぞお楽しみに!

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この記事を書いた人

「キャンドルを通して、自然体に還る」を理念に掲げて教室を運営中。
思想を哲学する人です。
キャンドル歴14年目

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