損得勘定で作るキャンドルに「さようなら」を

「付加価値より心の余白へ」という言葉が中央に書かれた、白い粉と英字新聞を背景にしたバナー画像

こだままゆみです。


突然ですが
あなたは、キャンドル作りで
「自分のセンス」に自信がありますか?

作品を作るのが好き。
だけど、人の目や評価が気になる――

そんな気持ちを抱いたことは
ありませんか?


今回の記事では、
好きで作っているキャンドル作品に
自信を持って楽しみたい!
という人へ向けて書いていきます。

目次

付加価値の時代が終わる?

ここ10数年、
キャンドル教室界隈は付加価値重視で
盛り上がっていました。


しかし今では、
キャンドル作家人口の増加に加え、
YouTubeなどの動画コンテンツも身近になり、
さらにAIの登場によって

「付加価値」という概念そのものが、
少しずつ変わってきているのです。

付加価値とは?

キャンドル教室・講座でいう付加価値とは
下記のようなことです。

・認定講師制度
・1日での資格取得
・独自の技法を習得
・オリジナルデザイン
・教室で作るキャンドルの種類の豊富さ
・有名な組織に属す

講座内容に+αで与えられる価値
解釈すればいいかと思います。

また、付加価値というのは
・言葉で説明しやすい
・相手も理解しやすい
・売りやすい
という特徴があります。

最新情報重視の臨界点に達した

10数年前、お金を払って得ていた情報が
2025年現在、無料で情報を
手に入れることができているという
とんでもない時代にわたしたちは
生きています。

キャンドル・作り方
と検索すれば
無料ですぐに情報を得ることができるだなんて
誰が想像できたでしょうか?

そして、今の時代の特徴は
最新であればあるほど
その情報に価値がある傾向です。

つい、
2、3ヶ月前に最新デザインが出たばかりなのに
次々と、「最新デザイン」が出てくる
という、目まぐるしいサイクルになっています。

こんなにも
常に最新デザイン、最新情報というのを
みる機会が増えることで

もう、お腹いっぱい。。。

と、感じている方も多いのではないでしょうか?


つまり、
以前だったら、
最新情報に対してワクワクしていたことが

もう、いいよ。。と、
興味の臨界点に達してしまった
ということです。

付加価値重視の時代はいつまで続く?

付加価値重視の時代は段々と
薄れていきますが
完全には、消えず

・付加価値重視派

・情緒的価値重視派

と、2つに分かれるんじゃないかと
思っています。

付加価値と情緒的価値が
バランスよく比重を置いているのが
理想ですが

世の中が付加価値重視と
あまりにも傾きすぎてしまったんですよね

付加価値の反対の
情緒的価値がバランスをとって
平衡を保とうとするのが

今、
まさに起きている流れなのだろう

と、個人的に思っています。

これからは、情緒的価値が注目される時代へ

情緒的価値とは?

情緒的価値とは
「情緒」に価値をおいていることです。

「情緒」とは何か?というと
言葉で説明するのはなかなか難しいですし
文章にしても、なかなか伝わらないので
歯痒いところです。


例を挙げるとすると、

わたしの話で恐縮なのですが。。。

20代までは
本当によく食べていました。
男性が引くほど食べていました。

なので、
食べ放題へいくと

「元を取るぞー!!」と意気込んで
気合を入れて食べていました。

ところが今は、
胃袋も小さくなり
食に対しての興味も
以前よりは薄れたので

食べ放題へ行っても元なんて
とてもじゃないけど取れません。

でも、
たとえ食べれなくても
食べ放題へ行きたいな。。。

そんな時は

制限時間内であれば、
すべてのメニューをオーダーして
食べれる権利を買っている

と考えるようにしています。


表にするとこんな感じ↓

視点の違い思考軸価値の方向性
「元を取るぞ」損得・数量・回収物理的な価値・付加価値(経済的価値)
「すべてのメニューを楽しむ権利」権利・余裕・満足感情緒的価値(主観的な満足や体験の深さ)


与えられた選択肢の中で
自由に選べる豊かさを感じ

損得勘定で考えない、動かない

という、
余白
・内面の豊かさ
・精神的満足感
を重視するようになりました。

この考えこそが
情緒的価値の核心ともいえます。

キャンドル作りの情緒的価値とは?

じゃあ、
キャンドル作りでの情緒的価値とは
どんなこと?

と、ちょっと気になるあなたへ。

たとえば、こんなことです。

↓ ↓ ↓

・売れる売れないにこだわらず、
 作りたいから作る!好きだから作る!

・流行りのデザインに左右されない

・技術やデザイン性の高さを軸にしない

・作品という結果よりも、作る工程を重視

・自分の哲学や思想を作品にのせる

などなど。

なぜ、情緒的価値が注目されるのか?

先ほども、書いたのですが
これまでの世の中が、あまりにも
付加価値重視の状態だったからです。


このまま付加価値だけを追い続けることは、
自然の流れに逆らうことでもあります。


なので、これからは、
付加価値の反対の価値

つまり、
情緒的価値が重視される時代が
やってくるというのは予想に難くないのです。


また、
世界最古の学問と言われている
占星術の視点から見ても


土の時代から風の時代へと変わる
転換期です。


土の時代とは
・土地や資産
・終身雇用
・固定概念
・肩書き

など、目に見える資産形成や
組織の伝統を大切にする時代のことです。


一方で
風の時代とは
・情報や知性
・コミュニケーション
・教育
など、目に見えない価値が重視される
時代のことです。

どんなにいい情報や
価値ある情報だと思っていても


その情報を
付加価値として扱うのか?
情緒的価値として扱うのか?


その分岐点にわたしたちは
生きているのですよね。

情緒的価値は感じるもの

ここまで読んで
情緒的価値が注目される時代がくる
というのはなんとなくわかった。


でも、やっぱり
情緒的価値が何かがいまいち
ピンとこない。


という印象を持っている
あなたへ。


情緒的価値というのは
感じるものであり、
すぐにわかるものではありません。

きっと、こういうのが
情緒的価値というのだろう。
と、じわじわと感じるものです。

でも、
うまく言葉で説明できないからこそ
「情緒的価値」という言葉で
総括しているのかな?と
個人的に思っています。


そんな「情緒的価値」を、
もっと深く体感してみたい

そう感じたあなたに向けて、
新しい講座を準備しています。


情緒的価値なんて小難しい言葉を
使っていますが


簡単に書くと
キャンドル作りを通して
あなたの本音の本音を掬い上げる
講座です。


そして、わたし自身も
需要があるのか?
求めている人はいるのか?

というのは完全に無視して
わたしが本当にやりたいことを
講座として「かたち」にしました。


ただいま、
最終調整をしているところです。


6月6日(金)に
こちらのメルマガで講座の詳細を
お知らせしますので
どうぞ楽しみにお待ちくださいませ!


それでは、最後まで
お読みいただき
ありがとうございました。

次回のブログもお楽しみに!


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この記事を書いた人

「キャンドルを通して、自然体に還る」を理念に掲げて教室を運営中。
思想を哲学する人です。
キャンドル歴14年目

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